どんなに優秀な人でも、職場との相性が合う場合と合わない場合があるものです。

どこの職場でも自分のベストをつくすのは当然ですが、自分の人間性を否定されたり、うつ病になったりしてまで1つの会計事務所に忠誠を誓う意味ははっきり言ってありません。

あなたの人生はあなたのものですので、「ここにいても得られるものは何もない」と感じているのなら迷わず転職しましょう(私自身も10年間で3社も会計事務所を転職しています)

ただし、会計事務所から別の会計事務所に転職するという場合には、次の事務所にスムーズに入れるように「退職理由」についてだけは注意しておく必要があります。

退職理由を考える際には以下のようなポイントを押さえておきましょう。
(下へ続く)


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ポジティブな転職であることをアピールできる退職理由にしよう

退職理由のポイントは、できる限りポジティブな転職であることをアピールできるものであることです。

以下、いくつか具体的な退職理由の例を挙げてみますので、参考にしてみてください。

退職理由の具体例①:人間関係

例えば、前の職場の人との人間関係がうまくいかずに退職に至ったという場合でも、そのことを正直にいってもなんのアピールにもならないどころか、マイナス要因になってしまいます。

人間関係を退職理由のメインに持ってくるなら、「前の職場の人には感謝しているものの、ステップアップのために新しい環境にうつりたいと思うようになった」という方向で話を持っていく方が良いです。

退職理由の具体例②:仕事の内容

前の職場での仕事内容に満足ができずに転職を目指し始めたのなら、退職理由としては「仕事の専門特化をしたいこと」をアピールすることが良いでしょう。

新しい会計事務所が得意としている分野(相続や医療法人など)があるのであれば、以前の職場どの仕事では、こういったレベルの高い仕事の案件を扱うことができなかったということを退職理由にすると良いです。

どこの会計事務所でもホームページなどで「うちはこれが得意です」というアピールをしているものですので、参考にしてみると良いですよ。

会計事務所の採用担当者が見ているポイント

会計事務所はどこも多かれ少なかれ「従業員がすぐに辞めていってしまう」という問題に直面しているものです。

特に繁忙期には会計事務所は相当に忙しくなりますので、この時期を乗り切れずに辞めていってしまう人は少なくないのです。

そのため、しんどい仕事にがまん強く取り組める人かどうか?はかなりみられているポイントだと思います。

会計事務所として売上をキープしていくためにはある程度の数の得意先を確保し続けなくてはなりません。

そのためにはそれをカバーするだけの人員が必要になるのですが、会計事務所のような高度な知識を求められる仕事を1人でこなせるようになるまでには、どうしても数年間はかかってしまいます。

コミュニケーション能力も必要

また、コミュニケーション能力も見られているポイントです。

会計事務所のお客さんは基本的に中小企業の経営者ですので、相当にキャラの強い人が中心です。

そのため、ある程度の期間仕事のストレスに耐えられる強さを持っている人で、しかも人とのコミュニケーションを避ける傾向のない人でないとすぐに辞めていってしまうと考えている採用担当者が多いです。


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こんな退職理由はNG!

新しい職場となる会計事務所としては、以前の職場をなぜ辞めることになったのか?をみる退職理由は気になるポイントです。

もし今回も同じ状況になってしまったら、せっかく採用コストをかけて採用したあなたが辞めていってしまうと思われるからです。

以下、こういう退職理由はNG!というものについていくつか考えてみましょう。

NGな退職理由①:人間関係

まず、どんなに前の職場の上司や同僚、先輩が嫌な人間だったとしても、そのことを正直に退職理由として伝えるのはNGだと理解しておきましょう。

あなたがその人たちのことをどんなにひどい人間だったと思っていても(また具体的にそれを表すエピソードを話せたとしても)、採用担当の人が同じように感じるとは限りません。

むしろ、「人間関係についていろいろと不満が多い人」という印象を与えてしまい採用の可能性を下げる効果しかないと考えておくべきです。

人の悪口を言うと、その悪口を聞いている人は「この人は自分についても同じことを他の人に言っているのでは?」と感じてしまうものです。

前の職場の人間関係についてネガティブな発言をするのは絶対に避けましょう。

NGな退職理由②:仕事がきつかった

前の職場の仕事がサービス残業や休日出勤があるなど、どんなにブラック企業的なものであったとしても、仕事のきつさを退職理由にするのはNGです。

どんな企業でも「うちの仕事の方がきつい」という意識を持っているものです。

なので「前の職場を仕事のきつさを理由に辞めているなら、うちに来てもどうせ辞めていってしまうだろう」という判断になるのは自然な流れなのです。

仕事のきつさを退職理由にしてしまうと、メンタルや体力的に弱い人だという印象を与える効果しかありません。

さらに、会計事務所の仕事はどこも繁忙期には残業がある程度発生します。これは採用担当者も自覚しているところです。

残業について拒否反応を持っている人を採用する会計事務所は非常にまれであることを理解しておきましょう。

残業はあるけれど、残業代をちゃんとくれるところを探すというのが、会計事務所転職に関しては基本スタンスになります。

残業についての考え方

重要なのは残業そのものを拒否するのではなく、残業に対して正当な対価を得られるかどうかを確認することです。

残業に対して残業代を請求するのは労働者の正当な権利ですので問題はありません。

福利厚生の内容を確認しておくことは採用面接ではとても大切なことです。

「お金や待遇のことを聞くと印象が悪いのでは?」と考える方もおられるかもしれませんが、採用する側としてはこういうことについての質問がないと、逆に「この人は自分の人生とキャリアについてちゃんと考えているのかな?」と頼りない印象を受けるものです。

会計事務所の仕事はお客さんのお金を扱う仕事です。

自分の人生や収入についてしっかりと考えていない人が、お客さんのお金について責任のある扱い方をできるのかどうか?ということも考えておくべきです。

なお、残業代に関してはなあなあにしている事務所は少なくありませんが、はっきりいってそういう事務所はあなたの人生を疲弊させるだけですので選択するべきではありません。

特に税理士試験の勉強をしている人は、自分のライフプランを根底から崩されてしまう可能性がありますので注意しましょう。

しかし、残業そのものが存在しない会計事務所を探すのも間違っています。

繁忙期に残業のない会計事務所はまず存在しないからです。

繰り返しになりますが重要なことは残業がない事務所を探すのではなく、残業に対してきちんと残業代を支払ってくれる事務所を探すことです。


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面接が苦手な人はどうしたらいい?

面接が苦手で転職活動に一歩踏み出せない…という方は、会計専門の転職エージェントにすべてお願いしてしまうのも一つの手です。

実は私自身も面接が苦手だったため、せっかく書類選考が通って面接まで進めても不採用になってしまうという状態がかなり長い期間続いたことがあったのです。

そんなときにたまたまネットで見つけた会計職専門の転職エージェントに登録してみたところ、自分にあった会計事務所を見つけることができたのです。

私が転職に成功した理由

うまくいった理由は簡単で、私が事前に転職エージェントの人に私自身の希望を伝え、転職エージェントの人がその希望にあう求人案件だけを私に持ってきてくれたからです。

本来はこういった選別作業は自分でやらなくてはなりませんし、自分でやっていたらどうしても「まあ一応受けるだけ受けてみようか…」と選別の基準がいい加減になってしまうものです。

転職エージェントはこの点は転職支援のプロですから、かなりしっかりとこちらのニーズに沿った転職案件だけを紹介してくれます。

最初から私にマッチする内容の求人を紹介してくれるわけですから、面接もスムーズに進みます。

ちなみに私は残業代のでない事務所は絶対に避けたかったので、その点だけは求人のしぼりこみの時に厳守してもらっていました。

自分がゆずりたくないポイントについては事前にきっちりと転職エージェントに伝えておくのが転職を成功に導く秘訣だと思います。

転職エージェントは無料で使える

ちなみに、転職エージェントは私たち雇われる側は無料で利用することができます。

転職エージェントに料金を支払うのは採用を行う企業側ですので、この点は安心しておいて大丈夫ですよ。

>>私が使った転職エージェントはこちら