会計事務所は繁忙期(忙しい時期)には非常に忙しくてつらい…というイメージがある方も多いかもしれません。

会計事務所の繁忙期は年末〜3月ぐらいにかけての時期ですね。この時期には年末調整と確定申告という会計事務所にとってのビッグイベントがあります。

この時期は本当に冗談抜きで忙しいです。私の場合はほぼ毎日、日付が変わるまで仕事をしていたと思います。

猛烈に忙しいけれど、その分ボーナスがあるから頑張れた

この時期を乗り越えると「特別賞与」という形でお給料にボーナスが加算されていたので私の場合は割と恵まれた環境だったのかもしれません。

どんなに仕事がつらくて忙しくても、それに見合ったお給料を割り増しでもらえていれば頑張れる部分はありますからね。

※残業代のきっちりもらえる会計事務所の探し方についてはこの記事の下の方で解説しています。

もちろん、パート事務の方や内勤スタッフの人はそんなに忙しいということはありませんよ(普段よりは忙しいと思いますが)

あくまでも猛烈に忙しいのは「お客さん担当の職員」だけです。

特に確定申告期限ぎりぎりのタイミングは会計事務所にとって「お祭り」のような状態で、深夜まで残業をするのが当たり前というところが多いと思いますね。

確定申告の締め切りは3月15日と法律で決まっています。これに遅れることはお客さんに迷惑がかかってしまうので絶対にできないのです。

なので精神的にある程度タフでないとつらい部分はあると思いますね。

うつ病になってしまった友人の方には同情しますが、この時期に非常に忙しいのは会計事務所の宿命のようなものです。

「その分お給料はたくさんもらえるから!」ということで割り切って考えておくのが良いと思います。

責任感の強いタイプの人ほど自分を追い込みすぎてしまう傾向があるので、うつ病になってしまった友人の方は転職も検討したほうが良いかもしれませんね。

>>会計分野での転職を目指す人におすすめの転職サイト

会計事務所の繁忙期を経験していれば、その後たいていの仕事は耐えられるようになる

ただ、このつらい繁忙期を一回乗り越えれば精神的には非常にタフになれますし、その後に転職などがあった場合にも「あの時に比べたら楽チンだよね」と思えるようになっていると思います。

私の場合は一般企業の経理管理職への転職でしたが、業務的につらいと感じたことはその後ほとんどありません。

会計事務所のこの時期を乗り越えた経験があれば、どこに転職しても経理関係の仕事はきちんとこなせるようになっていると思いますよ。

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残業代をきっちりもらえる会計事務所を探すには?

なお、会計事務所への転職活動では残業代が出るかどうか?は入社前にきちんと確認しておきましょう。

一切残業代を出さないというグレー(というかブラック?)な会計事務所も中にはあるというのが実情ですからね。

残業代などをきちんともらえるところを探すのであれば転職エージェントを使ってちゃんと自分の代わりに交渉してもらっておいたほうが良いです。

転職活動では条件が合わないのならお断りするという選択肢も持っておかなくてはいけません。

「給料が安くてもなんでもやります!」という感じで面接に望んでしまうと逆に「この人はちょっと頼りないかも」と思われてしまうので注意しましょう。

入社後にお客さんから無理難題をふっかけられたときに、なんでも飲んでしまう社員では困るというのが事務所側の本音でもありますからね(これはどの業界に転職するのであっても同じです)

交渉ごとが苦手で、転職面接などで福利厚生について確認したりするのはちょっと…という人は無理せず転職エージェントに頼るようにしましょう。

彼らはこういう交渉をすることに関してはプロなので、あなたの希望にあった求人案件にしぼって紹介してくれますよ。

しかも転職エージェントにお金を払うのは採用をする企業側ですから、私たちは無料で使うことができます。

転職希望者が自力で求人案件を探してくるという時代はもう終わっているのかもしれませんね。

苦手なことは自分ですべてやろうとしない(転職エージェントを上手に活用する)というのが転職を成功させるコツです。