これから会計事務所への転職を目指す人にとって、仕事の実態がどうなっているのか?は入社前に知っておきたいことですよね。
特に、税理士試験の勉強中の人にとっては「残業がどのぐらいあるのか?」はかなり気になる点だと思います。
ここでは、3社の会計事務所で合計10年間働いていた私の体験談を書かせていただきます。
会計事務所は繁忙期(忙しい時期)には残業は多い
会計事務所は繁忙期には非常に忙しくなります。
忙しい時期には残業が発生する可能性が非常に高いので、この時期だけは割り切って仕事に集中するのが良いと思います。
税理士試験の勉強をしながら会計事務所で働くという人は、この時期には勉強はある程度ペースダウンしなくてはならないことを前提に計画を立てる必要があります。
※会計事務所の繁忙期については、こちらの記事も参考にしてください。
会計事務所の残業代はどうなっている?
繁忙期に残業が発生するのが避けられない以上、残業代をしっかり受け取ることができる職場なのかどうか?については転職活動の段階でしっかりと確認しておかなくてはなりません。
私は会計事務所を3社ほど経験していますが、最初の1件目は「なんでもいいからとにかく会計事務所に採用されたい」という気持ちで転職活動をしていたため、残業代が出ないかなりブラックな会計事務所に入社してしまいました…。
この時だけは毎日終電まで仕事をしているのに残業代は出ない…という地獄のような日々を送っていましたので、あなたも同じ失敗をしてしまわないように注意してください。
その後の2社では転職活動時に転職エージェントに「残業代は必ず出るところの求人案件だけを紹介してください」と伝えてあったため残業代のでる会計事務所に入社することができました。
会計事務所は規模の小さい企業ですので、残業代に関してはそれぞれ違うルールになっているというのが実情です。
基本給とは別にきっちり残業代を出す事務所もあれば、残業が発生すること前提で基本給がやや多かったり、繁忙期が終わった月には追加でボーナスが出るといったルールになっているところもあります。
まったく残業代を出さないというところにだけ注意しておけば問題ないかと思います。
ちなみに残業がどのぐらい発生するかというと、繁忙期になる1月から3月ごろで100時間〜150時間/月ぐらいだと思います。
この時期だけは毎日終電になることを覚悟しておいたほうが良いと思いますね。
それ以外の時期はほぼ残業はなくて事務所内も閑散としているという感じでした。
[ad#co-2]税理士の勉強と両立できる会計事務所を選ぶには?
上でも少し触れましたが、残業代の決まりなど、自分にあった会計事務所を見つけるためには転職エージェントには必ず登録しておいたほうが良いです。
事前に「これだけはゆずれない」という条件を伝えておけばそれにあった求人だけを紹介してくれますので、効率的に転職活動を進めることができますよ。
面接で福利厚生についていろいろ質問するのが苦手…という方も転職エージェントを上手に使ってみると良いですね。